どーもです。
今日紹介するのはテーラーメイドのニューモデル「M1」シリーズのレスキューです。このレスキューはヘッド後部とトゥ側にウエート装着が可能な「2WAYウエートシステム」搭載モデルになっています。なおデフォルトポジションは、ヘッド後部が25g、トゥ側が3gでストレート弾道を打てる設定です。ということは、ウエートを逆転するとフェードが打てるというわけですね。今回はデフォルトポジションの試打ですが、早速いってみましょう。
かなりトゥ側にボリュームがあるように見えますが、ヘッド後部に25gものウエートが装着することでストレート弾道が打てるような重心位置を演出しているわけですな。
フェースはディープ気味かつコンパクトフェース。なんか、独特な形状ですな。
ボディもコンパクトで、いかにも操作性が良さそうにも感じてしまいます。
構えてみるとこんな感じ。メチャ逃げ顔っす。にもかかわらず、なぜか、つかまっちゃいそうな印象を受けるのはなぜだろう!? その辺も要確認ですね。
今回試打したのは、スチールシャフト「NSPRO950GH」Sフレックス装着モデルの4U。スペックは、ロフト角21度、ライ角57.5度、長さ39.5インチ、総重量387g、バランスD2。ヘッド体積106cm3。シャフトスペックは、重量96g、トルク2.0、中調子。
試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールは2ピースボール使用でした。
スチールシャフトということで、重量的にはいい感じ。素振りしてみた感覚ですが、やはりなんかつかまりそうな感じがするんですよね。そういえば、コースの実戦投入でもややつかまる感じでしたな。というわけで実際に打ってみると、デフォルトポジションではやはりつかまりがいいように感じましたね。打感がこれまでのドライバー&FWと若干印象が変わって、弾き系がやや強めで、なんかパキッとした乾いた感じの打音が特徴的でしたね。また、バックスピンもサイドスピンも少なめ。これはもう「M1」シリーズの特徴かもしれませんね。GST-3Bの3球平均データはHS41.4m/s、初速60.1m/s、飛距離206y、ミート率1.45でベストは写真の通りでした。
【3球平均】
HS43.7m/s、初速58.2m/s、打ち出し角13.1度、バックスピン量3357.4rpm、サイドスピン-588.7rpm、飛距離211.7y
【ベスト】
HS44.8m/s、初速59.5m/s、打ち出し角13.1度、バックスピン量3562.3rpm、サイドスピン-254.9rpm、飛距離217.5y
打感ですが、前述通りやや弾き感が強め。音がパキっとなんか妙に乾いた感じでした。
弾道はこんな感じ。
弾道的には高弾道ですな。球はしっかり上がります。で、M1の特徴だと前記しましたが、スピン量はバックスピンもサイドスピンも少なめでした。
出球傾向は、ボクのスイングで軽いドロー系。今回デフォルトポジションの性格確認を主に試打していたのでウエートを変えていませんが、これは入れ変えて試打すべきでしたね。ごめんなさいです。
振り感ですが、これはシャープに振れる感じでしたね。あまりしなりを感じませんが、やや中間がしなる感じかな。
今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS44~45m/sあたりにオススメ。デフォルトポジションではいい感じにつかまりますが、フッカーのボクには若干オートマチックにつかまっちゃう感じはありましたね。そういう意味でも、ウエートを入れ替えて打たなかったのは痛恨のミスかも。ホントすみません。多分入れ替えたら、ガッツリ振ってもいい感じなんじゃないかって。ドライバー&FWに比較すると、つかまりがいいように感じました。
<テーラーメイド「M1」レスキュー>
■KAZ’sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:9▽上がりやすさ:9▽操作性:7▽構えやすさ:8▽打感の柔らかさ:8▽ミスの許容度:9
■ヘッド:ステンレススチール
■シャフト(重量/トルク/調子):スチールシャフト「NSPRO950GH」(S=96g/2.0/中調子)。カーボンシャフト「TM5-116」(S=68g2.7、SR=61g/3.0/先調子)。
■価格:スチールシャフト装着モデル1本3万2000円+税。カーボンシャフト装着モデル1本3万4000円+税。
■発売予定:2015年12月上旬