どーもです。
今日紹介するのはニシザワ「Jean-Carlo」シリーズのハイブリッド(HB)です。ドライバー、FWとご機嫌な結果できた「Jean-Carlo」シリーズですが、このHBには惨敗でした。見た目からもシビアさしか伝わってきませんでした。結局、この見た目からくるシビアさにメンタルをやられたのかもしれませんが、結果も・・・。まぁ、そんな感じになってしまいましたが、それでもレポしますのでお付き合いください!
まずは見た目から。
この大きさのヘッドで、フォース後部ウエートで浅重心を感じさせる位置にウエートを配置しています。少なからず知識のある方なら、ちょっと尻込みするんじゃないでしょうか!? えっ、ボクだけ!?
フェースはセミディープで小振り。ハイブリッドというだけあって、見た目は完全にアメリカンです。ジャパニーズ「ユーティリティ」ではない雰囲気を醸していました。
構えてみるとこんな感じ。形状的にはきらいじゃないけど、いかんせんシビアさしか伝わってこないんですよね。難しいオーラが出まくっていました。
今回試打したのは、ムジーク製カーボンシャフト「Dogatti GX」装着の3Uです。まだこのシャフトの写真発表はNGのようです。スペックは、ロフト角は24度、ライ角58.5度、長さ41インチ、総重量334.0g、バランスD1。ヘッド体積85cm3。シャフトスペックは、未発表です。
持ってみた感覚ですが、重量にはやや軽め。で、グリップが極太!! 太めのグリップが好きなボクでも「太っ!!」って思うくらいの太さでした。シャフトを手でしならせてみると、フレックスは不明ですが結構しっかり感がある感じでした。手元にしっかり感がある感じで、しなりポイントは中間からやや先辺り。ワッグルしてみると、ヘッドの動き方はそれほど気にならない程度。素振りしてみると、結構手元にしっかり感があって、ヘッドが小振りな分シャープに振れる印象でした。
実際に打ってみると、ん~、難しいです!! 見た目の印象が大きいと思いますが、HBに求める簡単さがボクにはそれほど感じられなかったです。ある程度打ち込まないと球は上がらないイメージでした。最近のストロングロフト系アイアンのほうが球も上がるイメージで、正直ボクには難しさしか感じませんでした。打感も柔らかめなんだけど、何かが違う感じでした。ヘッドの中が空洞ではく、まるで中に何か詰まっているような、そんな感じを受けました。なんだか不思議な打感でした。ドライバー&FWも見た目は小振りでシビアそうな印象でした。それでも実際に打ってみると、それなりの結果を出せましたが、このHBには〝完敗〟でした・・・(涙)
【3球平均】
HS40.9m/s、初速53.1m/s、打ち出し角14.2度、バックスピン量4247.4rpm、サイドスピン-439.6rpm、飛距離189.9y
【ベスト】
HS41.4m/s、初速53.0m/s、打ち出し角15.6度、バックスピン量4495.9rpm、サイドスピン-192.8rpm、飛距離192.0y
打感は前述していますが、柔らかめですがちょっと特殊でした。ヘッドの中に何か詰まっているような感じがしました。音は中高音系で、違和感はなかったんですけどね・・・
弾道はこんな感じで
弾道的には中弾道。正直に言えば、これだけ球が上がりやすくなっている時代に、ハイブリッドでこの上がり方はなかなかです。ある種、貴重なモデルなのかもしれません。ロフトを考えれば、スピン量はやや少なめで、硬派なHBですね。
出球傾向は、ボクのスイングで軽いドロー系が主でしたが、スイング次第ですね。そういう意味でのシビアさもあるHBに感じました。
シャフトフィーリングですが、結構しっかり感のあるシャフトでした。手元にしっかり感がある感じで、その分中間から先当たりが若干しなるイメージでした。捻れ感がなく、かなりトルクは絞られたモデルに感じました。
今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40~43m/s辺りにオススメ。最低限の技術として気持ちダウンブローに打てないと球が上がりにくいイメージで、ここ数年ではかなり硬派なHBに感じました。ドライバー&FWとも若干性格が違うようなイメージで、スイングのミスがそのまま出球に直結するような、そんなシビアさもあるHBに感じました。レンジでこの状態ですので、ボクには実戦で使えそうにはありません。ここ数年でここまで敗北感漂う試打もあまり記憶にないくらいの、まさに〝惨敗〟に終わりました。
<ニシザワ「Jean-Carlo JC501」HB >
■KAZ’sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:8▽上がりやすさ:7▽操作性:9▽構えやすさ:6▽打感の柔らかさ:6▽ミスの許容度:7
■ロフトバリエーション:3U、4U=ロフト角は未確認
■価格:ヘッド単体各1個2万9000円+税