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Channel: ユーティリティ –ゴルフ体験主義
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ゴルフパートナー「NEXGEN6」UT

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どーもです。

ゴルフパートナーのプライベートブランド「NEXGEN6」シリーズですが、今日紹介するのはUTです。当然このUTもクラブがタメを作ってくれるであろうことは、想像の範疇ですが、その上でどんな味付けがされているのか。ボクなりにレポートしたいと思いますので、早速いってみましょう。

まずは、見た目から。

ソールデザインは、シリーズ通しての統一感がありますね。形状的には、今時のUTっぽく、トゥ側にボリュームがある感じでした。ウエートはFW同様、ネック側のみです。

フェースは、ちょうどいい感じかなw ディープ過ぎず、シャロー過ぎずといったイメージです。ボク的には、UTらしい顔つきで、やや長方形を感じさせる形状ですが、やはりトゥ側下部のラインが、特徴的ですね。

ボディですが、意外にもディープでした! しかも、ハイバック!! ドライバー、FWのイメージからすると別モノでした。

後ろ姿です。

構えてみると、こんな感じ。個人的には「THE UT」かな! こんな見た目のUTって、多いですよね。UTとしては、結構大きめなクラウンの投影面積だと思います。

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「E.I.F」装着モデルの4U。スペックは、ロフト角22度、ライ角60度、長さ40.25インチ、総重量330g、バランスD3.1。ヘッド体積114cm3。シャフトスペックは、重量55g、トルク4.0、超手元調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用でした。

まずは持ってみた感覚ですが、総重量的には軽めで、グリップは細め。このシリーズは総じて軽めですが、まあ、その辺は最近のクラブの時流でしょうね。シャフトを手でしならせてみると、まあ、当然ですが、このシャフトもグリップの先当たりが1番しなりました。素振りしてみると、このUTもヘッドを感じやすいイメージでした。

実際に打ってみると、まず感じたのは、球の上がりやすさでしたね。ロフト角22度モデルですが、ここまで球が上がるのは、なかなかないと思います。しかも、このロフトで、スカイトラックデータで210yマークは、何気に飛んでいると思います。スピン量ですが、FWではやや多めに感じましたが、そのイメージで挑むと「あれっ!?」ってなりましたね。ボクの想像以上に、スピン量は少なめに感じました。いわゆるオートマチック系UTで、ガッツリ球が上がって、しっかりつかまるイメージでした。これ、打ちやすいですね!

スカイトラックのデータはこんな感じで、

その各球データはこちら。

【3球平均】
HS42.8m/s、初速62.1m/s、打ち出し角17.8度、バックスピン量4982.2rpm、サイドスピン-832.0rpm、飛距離211.6y
【ベスト】
HS42.2m/s、初速61.3m/s、打ち出し角18.3度、バックスピン量4885.6rpm、サイドスピン-1063.3rpm、飛距離213.6y

打感は、弾き系。この辺は、シリーズとしての統一感がありますね。ドライバーよりもFWに近い感じで、フェースの厚みがあるのか、弾き感がありながらもフェースの乗り感をしっかり感じられる打感でした。音は、やや高めでした。

弾道はこんな感じで、

そのスカイトラックデータはこちら。

弾道は、超高弾道!! 球を上げようという意識は、一切不要! 普通に打てば、クラブがガッツリ球を上げてくれますね。意外だったのは、前述通り、スピン量が少ないこと。ロフト角とFWのスピン量から、もうちょっと多いことを想像していましが、このスピン量は意外でした。

出球傾向は、ボクのスイングで、強めのドロー。つかまえようという意識が無くても、オートマチックにつかまりますね。UTはクラブ自体がつまりを意識したモデルが多いともいますが、そういう意味ではUTらしいUTでしたね。

シャフト挙動ですが、このUTも手元がガッツリしなって、タメを作ってくれるイメージでした。UTもFW同様グリップの先あたりがしなって、中間や中間から先はやや硬めだけど、ドライバーに比較すると気持ち柔らかめなイメージでした。ただし、FW以上にヘッドが走るイメージでしたね。

今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40~43m/sがスイートエリアで上下プラスマイナス2m/sあたりは十分使えるイメージです。まあ、この辺のイメージが違うと、それはそれで、シリーズとしての問題になりますからねw 基本性格的には、かなりオートマチック性が強調されたモデルだと思います。ガッツリ球が上がって、ガッツリつかまるモデルですね。アーリーリリースタイプにおすすめなのは当然ですが、いわゆる払い打ち系で、持ち球的には断然スライサーにおすすめしたいモデルに感じました。直打ち前提のFW、UTはかなりオートマチック性の打ちやすさを感じました。

<ゴルフパートナー「NEXGEN6」UT>
■KAZ’sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:9.5▽上がりやすさ:10▽操作性:8▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:10▽ミスの許容度:9.5
■ヘッド:ボディ=450スチール、フェース=455スチール
■ロフトバリエーション:4U=22度、5U=25度、6U=28度
■シャフト(重量/トルク/調子):「E.F.I」(55g/4.0/超元調子)
■価格:各1本2万2000円+税


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